食品とタバコにふくまれるカドミウムで老化が激しく進むことが判明。その対策は瞑想やヨーガが効果的と

 

食品とタバコにふくまれるカドミウムで老化が激しく進むことが判明と

ジョージワシントン大学が研究(英文( http://j.mp/1Ol3TG4 ))を発表していた。

 

細胞が11才も老けていた
これは、アメリカ全国健康栄養調査のデータを使って、6700人の血液と尿のサンプルを調べたもの。すると、血液中のカドミウムが多い人は、実年齢よりも細胞が11才も老けていた。

 

「副腎疲労症候群」の原因
カドミウムは重金属の一種で、食品などにふくまれる物質。ごく微量でも「副腎疲労症候群」の原因になり、疲労・不眠・老化などを引き起こす。

 

テロメアの長さが6%ほど短かった
カドミウムが細胞を老化させる理由は、DNAにダメージを与えるから。なんでも、カドミウムの摂取量が多い人は、テロメアの長さが6%ほど短かった。

 

テロメアを伸ばす効果がある
テロメアは、染色体の端っこを守る保護キャップみたいなもので、これが短くなるほど細胞の老化が進すむ。その対策としては、瞑想やヨーガ、スタンディングデスク、メラトニンなどが、テロメアを伸ばす効果があると言われております。

 

カドミウム量は重要か?
また、日本人のカドミウム摂取量に関しては、厚労省の「食品に含まれるカドミウムに関するQ&A」が非常に参考になるところ。ざっくり言えば、

「とにかくタバコのカドミウム量がハンパない」
「あとは玄米のカドミウム量が多め」

といった感じ。タバコを止めるのは当たり前として、玄米の影響もちょっと心配ではあります。

 

微量の重金属でも安全とは言えない
もちろん、食品のカドミウムには規制が入ってますので、健康面での心配はないわけですが、アンチエイジング的にどうなのかはよくわからないところ。

ジョージワシントン大学の研究者いわく、「この研究では、低レベルのカドミウムでもテロメアが短くなることが明らかになった。(中略)もっとも汚染度の高かった人でさえ、血液中のカドミウム量は非常に少ない。この結果は、どんな微量の重金属でも安全とは言えないことを示している」とのこと。